7月20日、TAMA-SILサロンvol.2を日野市多摩平の森産業連携センター(PlanT)にて開催しました。TAMA-SILサロンは、多摩地域における共創活性化に向け、自治体と企業の共創事例などについての情報交流会として、昨年度からシリーズ企画しています。vol.1の様子はこちらからご覧ください。

今回のテーマは、「八王子・日野市と企業の良い共創関係づくりに学ぶ~行政・企業が考える対話のコツや実務上の工夫~」と題して開催。第1部では日野市企画部企画経営課の鈴木賢史係長(TAMA-SILメンバー)より、日野市職員の立場から見た共創を上手に進める事例を共有したのち、八王子市資源循環部ごみ減量対策課 前川健一主査、レコテック株式会社 荒井亮介様から八王子市と同社の食品廃棄物関連データを活用した、効率的な回収•再資源化に向けた共創の経緯についてお話いただきました。

前川様からは八王子市のごみ減量の取り組み経緯、企業との共創事例、自治体と企業の強み、弱みのマトリクス分析等を、荒井様からは八王子市と共創に至ったいきさつや、自治体との取組みを続けるためのポイント等を、鈴木のファシリテートを交えながら伺いました。

後半は株式会社ディーランド 酒井博基氏(TAMA-SILメンバー)のモデレートで参加者からの気付きや質問を共有。取組の広域展開についてや、廃棄物ビジネスでの自治体との共創の必要性、更には自治体と企業のお互いの強みと弱みを相互補完しながら共創を作り上げていく形が理想的、等の意見交換ができました。

参加者の方々からは、共創を進めるためには対話が大切と改めて感じた、自治体側も企業側も、相手の提案に受容的でポジティブになる必要があると分かった、等の感想がありました。

今回のサロンには自治体、企業から25名の参加がありました。次回開催については詳細が決まりましたらお知らせいたします。

八王子市資源循環部ごみ減量対策課 前川健一主査
レコテック株式会社 荒井亮介様
株式会社ディーランド 酒井博基氏 日野市企画部企画経営課 鈴木賢史係長
会場の様子