8月27日(水)、今年5月の群馬エクスカーションでお話をお伺いした、群馬県庁32階の官民共創スペース「NETSUGEN」を運営する群馬県 知事戦略部 デジタルトランスフォーメーション課 次長 宮下智様、NETSUGEN コーディネーター 木島紹史様をお招きする勉強会を開催しました。
勉強会の前には、TAMA-SIL事務局の多摩大学総合研究所 長島副所長(多摩大学経営情報学部 教授)のアテンドで、立川駅周辺のコワーキングスペース、創業支援施設を案内。

最初は株式会社まちづくり立川の運営する立川総合オフィスTovilla、立川シェアオフィス KODACHI、株式会社シーズプレイスの運営するCs 立川を視察した後、株式会社まちづくり立川 代表取締役社長の岩下光明さまから、同社の事業内容や地域で創業支援を実施する意味等についてご説明をいただきました。

次に、たましん地域/未来共創センター me:rise立川へ移動。多摩信用金庫 価値創造事業部 地域支援グループ 地域創生担当の小林史弥さまから、コワーキングスペースやインキュベーションルーム等の施設のご案内をいただきました。

2箇所の視察を終えた後は、長島副所長の司会進行により勉強会のスタート。宮下様から県庁前芝生広場の公共活用のご苦労など、NETSUGENに関わるまでのいきさつから始まり、木島様が説明をサポートしながら、NETSUGENの概要、3つの機能と共創の実績、そして運営のポイントまで1時間以上にわたりお話をいただきました。

NETSUGENは現在250近くの法人と個人会員に支えられ、会費収入だけで県の予算を使わない運営を実現。宮下様達の県職員と、木島様達の運営委託先がチームとなって、会員に徹底した伴走支援を実施しています。「会員様の成長や夢の実現のため」に日々活動しているという宮下様の言葉が印象的でした。

2024年度の実績として、官民連携は30件以上、会員同士の共創も年100件以上が産まれており、その例としてスターバックスと地域企業とのコラボレーションや、JINSとNETSUGEN会員との共創事例についてもご紹介いただきました。

当日は、TAMA-SILに参加する日野市、八王子市、青梅市に加え、羽村市、立川市、東京都北区から合計で24名がご参加。


講演後の質疑応答では、庁内連携のコツや、伴走支援の実態について、また周辺自治体とのご関係、会員のプロフィール等について等、閉会時間まで沢山の質問が飛び交いました。
宮下様、木島様、多摩地域までお越しいただき、ありがとうございました!