
1月27日、TAMA-SILサロンvol.7「オープンイノベーションを仕掛ける場づくりとは? 〜京王電鉄の下北沢・高尾エリアでの取組〜」を、京王電鉄株式会社様/株式会社京王SCクリエイション様をトークゲストとしてお招きし、八王子市との共催で開催しました。当日は企業から22名、自治体から8名、関係者まで含めると総勢51名ものご参加をいただきました。
TAMA-SILサロンは、自治体、企業の方々の仲間作りや共創のヒントを共有したり、多摩や近隣地域での先進的な共創事例を紹介し、担当者からその共創の工夫やコツについて話題提供等を行う場です。これまでの開催経緯についてはこちらをご覧ください。
今回のサロンは、同社高尾駅構内にある「52ラッチ」をお借りして開催しました。「52ラッチ」は、同社の進める高尾駅周辺のKO52 TAKAOを中心とした個商いの創出拠点のひとつとして、マルシェ等にも利用できる場です。高尾駅改札からわずか数メートルの好立地で、参加者の皆さんもその近さに驚かれていました。

第一部の前半は事例紹介。まず、京王電鉄株式会社 開発事業本部の菊池祥子さまより、会社概要と事業説明、また同社グループの課題認識とこれからのまちづくりについてのご説明に続き、同社 経営統括本部 長期戦略室の佐野友祐さまから京王電鉄のこれまでのオープンイノベーションの取組みについてと、現在実施中の「JISOU」「My turn」についてご説明いただきました。
続いて、同社 開発事業本部の浅原瑞貴さまと、株式会社京王SCクリエイション 吉祥寺事務所の井出康仁さまより、「京王電鉄/京王グループのTAKAOエリアでの取り組み」と題し、高尾山口エリアでの不動産開発やイベント開催、KO52 TAKAOなどの高尾地域の取り組みについてお話しいただきました。

八王子市からのコメントを挟み、第一部後半はパネルディスカッション。TAMA-SIL事務局 酒井博基のファシリテートにより、登壇者の4名と、八王子市産業振興部 産業振興推進課の野口貴広を交えて進行し、八王子市を含めた同社と自治体とのコラボレーションについて等についてディスカッションが行われました。

第二部は参加者の皆様にグループになっていただき感想共有。参加者の方々からは、社内からの組織的支援や理解があってはじめてこうした取り組みが進むことを再認識した、また地域のインフラを持つ同社のような企業との共創の可能性を強く感じた、等の声をいただきました。


サロン終了後はオプションとして、希望者によるKO52 TAKAO見学、また同施設内「高尾ビール」をお借りし、懇親会も開催しました。参加者の皆様は、KO52 TAKAOの2階で醸造されたフレッシュなビールと地元産の食材を使ったおつまみを片手に、遅くまで当日の感想の共有などの話に花を咲かせていました。
次回のサロン開催については、準備ができ次第ご案内いたします。
TAMA-SILは、東京都市長会「多摩・島しょ広域連携活動助成金事業」により運営されています。