7月22日、TAMA-SILサロンvol.5を開催しました。
TAMA-SILサロンは、自治体、企業の方々の仲間作りや共創のヒントを共有したり、多摩や近隣地域での先進的な共創事例を紹介し、担当者からその共創の工夫やコツについて話題提供等を行う場です。これまでの開催経緯についてはこちらをご覧ください。
今回のテーマは「共創の第一歩を踏み出すために、どのようなことから始めればいいか? 〜鉱山会社だからこそ「ずっとやるんだ」を続ける、住友金属鉱山の取り組みから考える〜」と題して、多摩地域大企業等実態調査でもお話を伺った、住友金属鉱山株式会社の事例紹介を行いました。
まず、イントロダクションとして多摩大学経営情報学部 教授、TAMA-SIL事務局の長島剛よりTAMA-SILとサロンについての説明の後、会場をご提供いただいた住友金属鉱山株式会社 機能性材料事業本部 粉体材料事業部 青梅事業所 所長の徳永雅久様からご挨拶をいただきました。
第一部は事例紹介。最初に同社コーポレートコミュニケーション部門 総務部 シニアスタッフの明石直哉様より、B to B事業が主の同社が、なぜ地域貢献や社会課題解決を目指すようになったのかの経緯と、現在進めている具体的な取り組みや今後のビジョンについてお話しいただきました。
続いて、同社青梅事業所 総務部 総務グループの木村暢之様より、青梅事業所の地域貢献活動についてご紹介。社会貢献活動推進委員会をはじめとした様々な具体的な取り組みや、青梅羽村の両地域で進めている「青梅羽村企業連携社会貢献(OHSC)プロジェクト」についてご紹介いただきました。
その後のパネルセッションでは、明石様、木村様に加え、社会福祉法人青梅市社会福祉協議会 青梅ボランティア・市民活動センターの小林理人様、長島教授が登壇。株式会社ディーランド 代表取締役、TAMA-SIL事務局の酒井博基がファシリテーターを務め、明石様、木村様のお話や、小林様も交えたOHSCプロジェクトについての背景や思い等についてより詳しい共有を行いました。
第二部では企業と自治体の5-6人のグループで車座になり、「共創の第一歩を踏み出すために、どのようなことから始めればいいか?」について対話。日頃から行っている共創を進めるための情報収集と、内部、外部への共創の働きかけについて意見交換を行いました。
今回のご参加者は54名。参加した皆様からは、「小さな取り組みから活動を面的に広げていくヒントを得た」「普段接しない業界の方々との対話が刺激になった」「作業所の商品販売を検討したい」等の気付きと共有をいただきました。
また、今回は住友金属鉱山株式会社様のご厚意で開催前に事業所見学を実施していただき、18名の方にご参加頂きました。
同時に、OHSCプロジェクトで支援する青梅市、羽村市の福祉作業所の商品販売も実施。かすみの里(青梅市)からは焼き菓子「あずきちゃん」を、スマイル工房(羽村市)からはクッキーをご用意いただき、受付で販売いたしました。
引き続き、TAMA-SILではこのような場の提供を進めてまいります。次回につきましては詳細が決まり次第ご案内予定です。
TAMA-SILは、東京都市長会「多摩・島しょ広域連携活動助成金事業」により運営されています。