
1月16日(金)、TAMA-SILサロンvol.10「八王子市の共創の取組 ことこプロジェクト」をまち・なかギャラリーホール(八王子市)にて開催しました。当日は企業から17名、自治体などから17名など、合計36名の方にご参加いただきました。
TAMA-SILサロンは、自治体、企業の方々の仲間作りや共創のヒントを共有したり、多摩や近隣地域での先進的な共創事例を紹介し、担当者からその共創の工夫やコツについて話題提供等を行う場です。これまでの開催経緯についてはこちらをご覧ください。
今回のサロンは二部構成。前半では八王子市より「共創の窓口」と「ことこプロジェクト」の事例紹介を、後半ではTOPPANエッジ株式会社より「わたしの温度®」の紹介を通じた共創提案をいただきました。
当日は、最初にTAMA-SIL事務局の多摩大学総合研究所 副所長(多摩大学経営情報学部 教授)の長島剛より、本日参加されている皆様のご紹介とTAMA-SILの2025年度活動報告にくわえ、今後の活動予定をお伝えしました。

次に、今回の企画をアレンジいただいた八王子市 産業振興部 産業振興課 課長補佐兼主査の高山友紀氏からの挨拶の後、「八王子市における共創の取組について」と題し、総合経営部 経営改革課 主査 阿部田直樹氏より事例紹介をいただきました。

阿部田氏からは、共創を「未来を拓く原動力」ととらえ、「八王子未来デザイン2040」で掲げるなど、市として地域課題や社会課題の解決には欠かせない認識を共有。共創の窓口を設けた想いや仕組み、また具体的な民間事業者との共創事例についてご紹介いただきました。

続いて、福祉部 福祉政策課 主査 辻野文彦氏より、「民間との共創による孤独・孤立対策~ことこプロジェクト~」と題した事例紹介。
「ことこプロジェクト」は、人や社会とのつながりに不安を感じる市民が気軽に立ち寄れる居場所つくりで、市とNTT東日本株式会社 東京西支店、株式会社まちづくり八王子の3者が2025年10月に連携協定を結んだことから本格的にスタートしました。居場所は今回の会場からすぐの旧矢島染物店で、サロン前後に希望者向け見学も実施。辻野氏からは公的支援につながりやすくなる仕組みつくりとしての共創の活用や、ここまでのプロジェクト活動について説明いただきました。

事例紹介の後は、長島副所長のファシリテーションによるトークセッション。阿部田氏、辻野氏から事例紹介に出たお話よりさらに深堀した、現場ならではの課題や、庁内調整の大切さ等につき伺いました。

自治体と民間企業の方々5-6人が車座になって感想を話し合う話題共有を経て、後半ではTOPPANエッジ株式会社からの共創提案。同社 ビジネスイノベーションセンター ライフデザイン事業開発部 技術開発チーム チームリーダーの都成大輔氏から「TOPPANエッジの取り組みについて」と題し、「わたしの温度®」についてご紹介いただきました。


「わたしの温度®」は女性特有の温度リズムを自動計測できるヘルスケアデバイス&アプリで、手軽に正確に測定できるツール。都成氏からは、同製品のご紹介に続き、印刷会社である同社がフェムテック分野へ取り組む経緯や、女性活躍に寄与することによる社会全体のQOLを向上させる同社の想い等について実際のツールを用いながらお話しいただきました。
参加者の皆様からは、「共創についてあらためて考えることができた」「福祉分野への企業としての参画を模索していきたい」「フェムテックについて深く知ることができた」「庁内調整の大切さをあらためて感じた」等の感想が寄せられました。
今回も多くのみなさまにご参加いただきありがとうございました。
TAMA-SILは、東京都市長会「多摩・島しょ広域連携活動助成金事業」により運営されています。