会場をお借りした栗田工業株式会社 Kurita Innovation Hub

5月23日、TAMA-SILサロンvol.8「連携を具体化する対話の進め方とは?〜昭島市と栗田工業の取組〜」を開催しました。当日は企業から20名、自治体などから23名など、合計50名の方にご参加いただきました。

TAMA-SILサロンは、自治体、企業の方々の仲間作りや共創のヒントを共有したり、多摩や近隣地域での先進的な共創事例を紹介し、担当者からその共創の工夫やコツについて話題提供等を行う場です。これまでの開催経緯についてはこちらをご覧ください。

今回のサロンは、栗田工業株式会社 Kurita Innovation Hub(昭島市)をお借りして開催。本編開始前には同社のご協力のもと、Kurita Innovation Hub見学会を実施し、多くのご参加者が見学から参加しました。

Kurita Innovation Hub見学の様子

サロン本編の第一部では、最初に事例紹介として市内企業との強い関係作りを目指す昭島市の取組を、昭島市 市民部 産業活性課 課長 森田晃氏からご説明いただいた後、Kurita Innovation Hub イノベーション本部 KIHセンター KIH活用推進プロジェクト プロジェクトリーダーの内保顕氏より、同社の強みである「水」に関わる事業紹介やその強みを活かした地域・社会貢献についてのご紹介をいただきました。

昭島市 市民部 産業活性課 課長 森田晃氏による事例紹介
Kurita Innovation Hub イノベーション本部 KIHセンター KIH活用推進プロジェクト プロジェクトリーダー 内保顕氏による事例紹介

続いて株式会社ディーランド 酒井博基氏のファシリテーションで「包括連携協定による産業振興視点の取り組みの可能性について」をテーマにしてトークセッションを実施。同社イノベーション本部 KIHセンター業務管理部 部長 榎本博之氏も加わり、昭島市と同社の包括連携協定「ラグビーを通じた東京都昭島市と栗田工業株式会社の包括的連携に関する協定」について、その経緯や取組内容、また今後の評価や発展について話し合いました。

左から栗田工業株式会社 イノベーション本部 KIHセンター業務管理部 部長 榎本博之氏、内保氏、森田氏

ディスカッション中では、同じくラグビーチームを持つ日野自動車株式会社(日野市)と連携協定を結んでいる日野市から参考事例を紹介してもらうなど、多摩地域の広域の仲間が集まるTAMA-SILサロンならではの場面もありました。

ファシリテーターの株式会社ディーランド 酒井博基氏

第二部は感想共有。企業と公共部門の皆さんで4人のチームになっていただき、自己紹介を経てここまでの感想を自由に話し合っていただきました。参加した皆さんからは、「官民連携のポイントが理解できた」「ラグビーという軸があることが関係づくりに大切」「普段お会いできない業種の方との意見交換を通じ違う価値に気付けた」等の声をいただきました。

感想共有の様子
感想共有の様子

最後に、この場をお借りして「TAMA-SILアンバサダー任命式」を行いました。TAMA-SILアンバサダーは、昨年度のイベントに皆勤だった方のご貢献を表彰し、今後のTAMA-SIL活動を広めていただくべく任命させていただくものです。

今回任命させていただいたのは、株式会社日立製作所 研究開発グループ デジタルサービス研究統括本部 デザインセンタ ストラテジックデザイン部の古谷純さまと、京王観光株式会社 地域コミュニケーションチーム サブマネージャー兼地域交流推進ディレクターの城戸聡さまのお二人です。

お二人には事務局の多摩大学 経営情報学部 教授の長島剛より任命状をお渡しするとともに、一言ずつ感想と抱負をいただきました。

アンバサダーに任命させていただいた、古谷様(右)、城戸様(左)

フィナーレの後は、感想共有にもご参加いただいた同社ラグビー部「クリタウォーターガッシュ昭島」の選手の皆様からご挨拶いただくと共に、素敵なプレゼントもいただきました。クリタウォーターガッシュ昭島の皆様、ありがとうございました。

KIH活用推進プロジェクト 推進チーム 兼 クリタウォーターガッシュ昭島選手の柳田翔吾様からプレゼントのご説明をいただく

次回のサロンは2025年8月中の開催を予定しております。準備ができ次第ご案内いたします。

TAMA-SILは、東京都市長会「多摩・島しょ広域連携活動助成金事業」により運営されています。